インドール CAS 120-72-9
インドールは、化学式に二環式構造を持つ芳香族複素環式有機化合物で、6員環のベンゼン環と5員環の窒素含有ピロール環を含み、ベンゾピロールとも呼ばれます。インドールは、植物成長調整剤であるインドール-3-酢酸およびインドール-酪酸の中間体です。白色で光沢のある鱗片状の結晶で、空気や光にさらされると暗色に変化します。高濃度では強い不快臭を発し、高濃度(濃度<0.1%)ではオレンジやジャスミンのようなフローラルな香りがします。
アイテム | 仕様 |
沸点 | 253~254℃(リットル) |
密度 | 1.22 |
融点 | 51~54℃(リットル) |
引火点 | 230°F以上 |
抵抗率 | 1.6300 |
保管条件 | 2~8℃ |
インドールは亜硝酸塩の測定試薬として、また香辛料や医薬品の製造にも用いられています。ジャスミン、ライラック、オレンジフラワー、クチナシ、スイカズラ、ハス、スイセン、イランイラン、グラスオーキッド、シロランなどの花のエッセンスにも広く用いられています。また、メチルインドールと併用して人工シベット香料を調製することが多く、ごく少量ですがチョコレート、ラズベリー、イチゴ、ビターオレンジ、コーヒー、ナッツ、チーズ、ブドウ、フルーツフレーバー化合物などのエッセンスにも使用されています。
通常、25kg/ドラムで梱包されますが、カスタマイズされたパッケージも可能です。

インドール(CAS番号:120-72-9)

インドール(CAS番号:120-72-9)
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